ビザ申請にあたっては、理由書の提出を求められることが数多くあります
みなさま、こんにちは。
申請取次行政書士の高橋浩二です。
今回は、ビザの理由書について書いてみます。
簡単な事案、定型的な事案であれば、それほど理由書の作成・提出は求められないかもしれませんが、複雑な事案や込み入った事案であれば理由書の作成・提出が求められます。
また結婚ビザの場合は、「質問書」という形で結婚に至った経緯・理由を説明しなければなりません。
このようにビザの申請にあたっては理由書の作成・提出を求められることが数多くあります。
当事務所にも、「理由書だけを作成してほしい。」という要望がたびたびあります。
では、きちんとした理由書を作成すれば申請は通るのでしょうか?
理由書よりも大事なものがありますよ
行政書士仲間に聞くと、理由書が大事だという人もいます。
それらの方々がどのような意味で「大事」とおっしゃっているのかはわかりませんが、けれども私は世間で言われるほど理由書が大事だとは思っていません。
別に理由書が大事ではないとは言いませんが、理由書よりも大事なものがあるよね、と言いたいだけです。
理由書よりも大事なもの
理由書よりも大事なもの、それは証拠です。
どのような証拠が必要かというと、例えば
- 親族関係を示したいのであれば公的な身分証明書
- 働いていることを示したいのであれば在職証明書
- 日本で生活できるだけのお金があることを示したいのであれば預貯金通帳
- 特殊な技術・能力を持っているのなら資格の証明書…etc
上記のような証拠をそろえてください。
証拠をそろえたうえで、なぜそのような証拠をそろえたのか理由を説明すればいいと思います。
証拠もないのに理由書を作ったところで、記載内容が本当かどうかの確認ができませんので、申請が通る可能性は低くなります。