業務日誌

行政書士になれる人

最近、お客さんから立て続けに
「行政書士って年配の方が多くないですか?」
と聞かれた。

別に統計を取っているわけではないからはっきりしたことはいえないが、行政書士業界の構造として、年配の行政書士さんが多くても不思議はないです。

行政書士になる方法は大きく3つ。

ひとつは僕のように行政書士試験に合格して行政書士になるパターン。
ふつうのパターンですね。

ふたつめは、
弁護士さんとか税理士さんとかが行政書士を兼業するパターン。
弁護士さんや税理士さんなどは行政書士業務をすることもできるんですね。逆に行政書士が弁護士業務とか税理士業務とかをすることはできませんが。

さいごのひとつは公務員さんが行政書士になるパターン。
世間にはあまり知られてないことだとは思いますが、公務員さんは17年~20年行政事務を担当すると行政書士になれるんですよね、無試験で。
だから定年後に行政書士される人も多いですね(注)。

日本にいる何万人もの公務員さんが行政書士になる資格があるため、弁護士さんや税理士さんに比べ、年配の行政書士が誕生しやすい構造ではあると思います。

とはいってもお客さんの「行政書士は年配の…」という発言は、裏返せば若手の行政書士の頑張りが足りないという面もあるかとは思うのですが。

(注)…平成20年に実施された日本行政書士連合会のアンケート結果では 、
    アンケート回答者のうち21.9%の方が行政事務を担当して行政書士になった
    と回答されています。
    ちなみに行政書士試験に合格して行政書士になったのは66.4%です。