帰化の申請が1件終わったので、経緯を書いてみます。
Yさんから帰化の相談を受けたのは2011年3月のことでした。
Yさんは韓国籍を持つ特別永住者で、生まれてからずっと日本に住んでおられます。
相談内容は「子供を日本国籍に帰化させたい。」とのことでした。
話を聞くと、Yさんにはお子さんが4名おられ、お二人は帰化したのですが、他の二人が帰化していない、早く帰化してほしいという相談でした。
お子さんの帰化申請のお手伝いをするのは構わないのですが、Yさん自身も帰化されてはどうかと提案し、3人の帰化申請をすることになりました。
Yさんの帰化申請で大変なのが、関係者が多かったことですね。
関係者が多いと書類を集めるのが大変です。
しかも日本国内で発行される書類は、発行日から3か月以内の書類であることが要求されるので、3か月以内に書類をそろえて法務局に提出しないと、はじめから書類を収集しなければなりません。
今回はさまざまな事情があり、相談を受けたのは3月ですが、ようやく10月になって申請書を提出できることになりました。
Yさん一家は特別永住者だし、別にこれといって問題となるような事情もなかったので、申請さえできれば、帰化できるだろうと踏んではいました。
なので申請にこぎつけることができて一安心。
広島法務局の担当者の話では、今の時期は帰化申請数が少ないので、来年3月ごろには帰化できるでしょうと言っていたんですが、結局、帰化が認められたのは今年の6月になってからでした。
関係者が多かったのでその意味ではやりがいのある仕事でした。