僕のやっている業務の中でもっとも理解されていないのがメール相談じゃないかと思う。
以前、知人にメール相談の費用を聞かれたので、値段を答えたら「高いっ!」と言われてしまった。
片手間にできる印象があるらしい。
しかしはっきり言って相談業務のうち、メール相談ほど手間のかかるものはない。
メール相談をやるくらいなら、面談をやった方がよっぽど楽だと思う。
じゃあ、なんでメール相談は手間がかかるのか?
もちろん口で話すのと、キーボードを打つのとでは労力が全然違う。
しかしメール相談が手間がかかるのはそれだけではなく、相手の聞きたいことを推測して、できる限り全ての場合を 書きつくそうとするから。そして書き方とか表現方法とかに気を使うから。
つまり面談だったら相談者さんがAという質問をした場合、質問の意図がA1とA2のどちらかわからなければその場で聞きなおしてA1とA2のうちどちらかを回答すればよい。
でもメールの場合はAという質問に対して、A1・A2双方の回答を用意しなければならない。
またメールではなかなかこちらの表現が伝わりにくく、サラッと書いただけでは冷たい印象を与える。 特に回答が相談者さんの望まないものだったら、特にそう。
だからより丁寧に回答する必要がある。
全く可能性がなくても、できるだけ方向性をしめしたり、損害が少なくなる方法を提示する必要がある。
そんなことを考えて回答文を作成すると1時間くらい簡単に経ってしまう。
そうするとその労力に見合う料金を頂かないとやっていけない。
というわけで長々と書いたんですが、メール相談は手間がかかります。理解してもらえると助かります。