ビザの基本的なポイント

ビザを取るなら残高証明書よりも通帳のコピーを用意

ビザを取るためには生活費の準備が重要

外国人が日本のビザ、特に長期のビザを取得する場合、最も問題となるのが日本での滞在費をどうやって用意するか? という点です。

就労ビザを取得する場合は、日本企業からの採用の通知書や雇用契約書を提出することになると思います。

これによってその外国人がどの程度の給料をもらうのかがわかりますね。

どうやって貯金を貯めたのか? という点が大事

そうではない場合、つまり給料をもらわない場合は生活費があることをどうやって示せばいいのでしょうか?

この場合、多くの外国人はおそらく「貯金で生活する」と主張することになると思います。

「貯金があるから日本での生活費は問題がない」という理屈ですね。

ただ、長期のビザを取得する場合は申請する外国人自身が貯金があることを証明しなければなりません。

このとき残高証明書を出す方がいますが、あまりいい方法だとは思えません。

入国管理局が知りたいのは、貯金がいくらあるかという点だけでなく、その貯金をどのように貯めたのかという点です。

残高証明書を提出したとしても貯金の形成過程まではわかりません。

そのため残高証明書を提出するのであれば、一緒に預貯金通帳のコピーを提出したほうがいいですね。

通帳のコピーを提出することで、現在の貯金の形成過程がわかります。場合によっては給料の振り込みなどもわかるため、どのようにお金を貯めたのかが明確になりますね。

逆に言うと、そのような形成過程の分からない通帳は良くないです。

つまり銀行口座を作ったばかりで、預貯金の変動がないとか、あるいは理由の分からない入金があるというのは不可です。

口座がない人はすぐに口座を作ってください

このような話をすると、外国人の中には銀行口座を持たず、家に現金を貯めこんでいる人がいるが、どうするのか? という質問があります。

ですから日本でビザを取得する予定があるのなら、最低でも半年前、できれば1年前に家にある現金を銀行口座に移したほうがいいでしょうね。